前回の記事書いて英語版見たら、すでに結果の要約が出てました。実験で使用されたのは、市場でよく売れているものばかりですね。上のグラフは、Sandford氏、Straka氏、Joshi氏の実験結果になります。ブルーがメーカー公表値、グリーンが今回の実験結果だそうです。
グリーン棒がブルー棒より長いということは、メーカー公表値よりも実際の流量が多いと言うことを示しています。逆にグリーン棒がブルー棒よりも短いと言う事は、メーカー公表値よりも実際の流量が少ないってことになります。まあ、グラフを見れば一目瞭然ですね。
Ecotech社のVortechやHydor Koralia 5などは、大きくメーカー公表値を超える性能が出ています。Koralia 6,7,8はメーカー公表値と同程度なのに、Hydor Koralia 5のメーカー公表値は1650GPHですが、実際の流量は2600GPHもあるようです。
Ecotech marineのVortechは更に良い結果に。Vortech MP40はメーカー公表値よりも600GPHも多い流量があるようです。更にMP60とMP10では、1000GPHも流量が多い結果となっています!実験結果からみると、ユーザーはMP10では2460GPH、MP40なら3781GPH、MP60なら8500GPHを期待して良いでしょう!
これらの結果のなかでメーカー公表値よりも実測が下回ったのが、Tunze Stream 2になります。Tunze Stream 6105は、メーカー公表値より34%低い2358GHP(公表値:3434GPH)、同様にTunze 6205は44%低い3234GPH(公表値:5811GPH)、Tunze Stream 6305は54%低い3597GPH(公表値:7925GPH)のような結果になっています。
Tunze Stream2の所有者がご自分で検証する前に言っておきますと、今回の実験で使用した方法は個人レベルでは非常に難しいということです。数年前までは、実験機材も非常に高価でした。今回の実験結果について以下のようなコメントが出ています。
今回の実験結果において、Tunzeは自社テストを指示し、私達の実験結果を認識ました。Tunzeとの議論において、意図的に誤解を与えることはしていません,むしろ理論値は実測値とはことなるので、それが誤解を生みやすいということを話しました。Tunzeがこの状況をどう解決するか待ちましょう。
今回の実験でTunze Stream 2の実測値が大きく違う結果になりましたが、長年Tunze Streamのパワーヘッドによって多くの成功した珊瑚水槽が作られた事実は変わりません。Tunzeはすで理論値と実測値の違いの理由についての調査を始めています。Tunzeが現在のStream 2(6105,6205,6305)の所有者にどのような対策を施すのか待ちましょう。
最後に、今回の実験が行えたのは、Ecotech Marineの協力があって実現しました。
この度は実験を行うに当たり、実験水槽、必要機材などを貸してくださり、本当にありがとうございました。Bill Strakaとペンシルバニア州立大学のSanjay Joshiの監督の下実験を行いました。データーは、EcoTech MarineでサマーインターンシップをしているMike Sandfordが行いました。