今のLED照明の流れは、いかに多くの波長を取り入れて、しかも照度を確保するのかだと思います。そのため、殆どの新商品はいろんな色の素子を搭載しています。そんな流れに逆らい、新しい道をとったのがSicce LEDです。このLED照明は青と白のLED素子しか使用していません。それでも以下のようなミドリイシ類のサンゴを飼育でき、しかも結構な色を維持することに成功しています。
ポイントとして挙げられるのが、たくさんの素子を使用して光のブレンドを均一にすることだと言われています。もう一つは、白色LEDの波長の幅が大きいものを使用していること。後者の影響がどの程度あるのかは気になります。サンゴの飼育は分からないだらけなので照明だけが原因ではないかも知れませんし、もしかするとSicceのように一工夫するだけで今までのLED照明でもミドリイシ類も問題なく飼育できるのかもしれません。