つい先日、Neptune Systems が Apex Fusion のオープンベータ稼働を開始しました。早速アカウントを作成し、使用感などをレビューしてみました。
GUI の大幅な変更
これが一番大きな点かもしれません。見た目だけというなかれ、iOS 6 から 7 へ変更されたときのようなフラットかつモダンなデザイン。見た目は大事です。Neptune Systems の本気度がうかがえます。Neptune によると、デバイス用にまずデザインし、その後コンピューター用でも使えるようにするということからも、よりモバイル指向となっています。専用のアプリはなく、すべて web ベースから行います。
Cloud による管理
上記にもあるように、すべて web ベースなので、cloud (インターネット)経由で操作を行います。ローカルでのアクセスとほぼかわらないスピードを実現しており、評価できると思います。
ネットワーク設定の簡素化
個人でも経験がありますが、警告メールのセットアップは非常にややこしく、対応しているメールサーバーも非常に限られていました。Fusion では、メールアドレスのみならず、SMS にも対応し同時にいくつもの連絡先へ送信されます。テスト送信も二回クリックするだけで完了してしまいます。送信されたメールの内容も一目で表示され、停電/復旧の時間などがわかります。
ただ、今回の Fusion を試すにあたり、すでにネットワークの設定が完了していたので、DNS 設定などがどこまで簡略化され、ハードルが下がったのかは未知数です。
それでは以下、画像を紹介します。様々な機能満載の Fusion ですが、目新しいところをピックアップしてみました:
ダッシュボードと呼ばれるメインのページ。オン/オフの制御はもちろん、アウトレットのステータスも一目で分かります。それぞれのスイッチの右上にある歯車のボタンをクリックすると、設定のページが開きます。Radion などライトの場合は一目瞭然、グラフ調で直感的に細かく調整できます。ランダムな雲の動きや夕立のシミュレーションまでついています。チェックマークを入れるだけで完了します。右上にプレビュー機能もあり、照明を早送りしすることができます。確認が終わればその右にあるクラウドマークでアップデート/アップロードします(2〜3秒で完了!)。
VorTech などのウェーブメーカーも照明と似たインターフェースで直感的に強弱をコントロールでき、それぞれの好みの水流パターンとの組み合わせを選ぶことができます。例えば就寝後は低めに設定したり、夕立には嵐っぽい強い水流をシミュレートしたり、など様々なカスタムが可能です。
グラフも洗練されたデザインで好感が持てます。下にあるバーを動かすこと(バー自体の長さも調整でき、スケールを変更できます)でログを直感的にチェックすることができます。
警告メール設定/編集の画面。左の歯車マークからテスト送信などを行うことができます。
警告メールの送信ログ
去年に発表された Fusion、まだ Open Beta として利用者を制限しているようですが、限定的ではあるものの、スロットを提供しているようです。こちらからアカウント作成をすることができます。アメリカのみならず、待ちこがれているアクアリストも多いのではないでしょうか。