IlllumagicのLED灯具は、オージーミドリイシに有効

Cairns Marineと言えば、日本の皆さんにもご存知のBlue Harborさんがオーストラリアから激美ミドリイシなどを輸入している先です。Illumagicの灯具は、そのCairns Marineのストック水槽に5年以上使用されているようです。それもすべてのストック水槽に使用されているということです。

青、白、2色の色のSicce LEDでSPS飼育

今のLED照明の流れは、いかに多くの波長を取り入れて、しかも照度を確保するのかだと思います。そのため、殆どの新商品はいろんな色の素子を搭載しています。そんな流れに逆らい、新しい道をとったのがSicce LEDです。このLED照明は青と白のLED素子しか使用していません。それでも以下のようなミドリイシ類のサンゴを飼育でき、しかも結構な色を維持することに成功しています。

褐虫藻の種類が多いからと言ってサンゴが環境変化に強いとは限らない

最近の研究で 珊瑚内に共生する褐虫藻の種類が多いからと言ってサンゴが環境変化に強いとは限らない、ということが分かったそうです。なんでもそうですが、多様性の生物がいるほどよいとされていますが、今回のケースには当てはまらないようです。

リン酸塩値が高いほうが枝系ミドリイシの成長速度は早い

枝系ミドリイシを3種類のリン酸塩濃度の環境で試験をした結果、一番リン酸塩濃度が高い環境で一番早く成長した。 ミドリイシ(Acropora)って何がポイントで調子が良くなったり、悪くなったりするか分からないですよね。随分前の話になりますが、ミドリイシの成長には少しリン酸塩が必要ということを書きました。しかしながら、Journal of Experimental Marine Biology and Ecology の2012年1月号のDunn氏の新しい研究によるとAcropora muricata (A. formosa) では、リン酸塩濃度が0.2や0.09ppmよりも0.5pmの時に劇的に成長速度が早かったようです。リン酸塩は極力0に近づけることが理想とされていたと思いますので、かなり意外の結果だと思います。

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