ATIのPowerconeスキマーですが、一番初めに発表されたのは2010年の7月でした。それから数年たち、今年に入って米国にも入ってきました。
このスキマー色々と新機能が積まれていました。ワイングラスを逆にしたような本体の形にした初めてのスキマーでもありますし、制御できるACポンプを採用したのもこのスキマーが最初ですし、なんと言ってもGridwheelを採用したスキマーでもあります。現在でもこのインペラーの形を採用しているのはこのスキマーだけになります。
このインペラー採用当初は、すぐにインペラーのグリッドにゴミが詰まって頻繁な掃除が必要なのではないかと考えていましたが、そういう心配は無用でした。使用期間3ヶ月の間にゴミが詰まって掃除が必要になったことは1度もありませんでした。
このGridwheelにより非常に細かな泡を発生させることができます。このスキマーには吸気量を測定する機器もついており、非常に正確に測定できるそうです。吸気量はスキマーの性能をはかる上で非常に重要な要素となります。
一般的にスキマーを設置をするとき、一番効率が良い設定を探すのが意外にチャレンジだったりします。スキマー外部、内部の水位や吸気量によってそのスイートスポットを探さないといけません。このスキマーで使用しているACポンプを使用することで、このスイートスポットを探し当てるのが楽になるようです。
1つだけ懸念点をあげるとすれば、初心者向けのスキマーではないということでしょうか。どちらかというとベテランアクアリスト向けと言えると思います。対応水量ですが、1200㍑までいけるそうです。
アメリカにはFTCというものがあります。その規定にのっとり、ReefBuilders.comはこのATI Powerconeスキマーをレビューのために提供を受けましたが、私たちのレビューの内容には一切影響を与えません。