すでにご存知のかたも多いと思いますが、Innoqua(イノカ)というスタートアップカンパニーが日本にあります。アクア関連のスタートアップ自体珍しいですが、アクアを通して水性生物の研究に役立てようという大きなビジョンをもったものは初耳です。
海洋生物学者が発見できない事実が、アクアリストからの情報で明らかになったことも多いようです。その事実からしても、アクアリスト側から水生生物の研究に何かしら貢献する道を探るのは面白い試みだと思います。
Innoquaスタッフのメンバーに増田さんという方がおられ、その方のサンゴ水槽が大変綺麗で、個人的にもSNSの写真で感動しています。そういうトップアクアリストがInnoquaにおられるのも強味だと感じます。
今回クラウドファンディングで、水槽内でのサンゴの産卵を目指していらしゃるようです。偶然水槽内での産卵が確認されるケースはあると思いますが、意図的に発生させるとなると敷居が高い印象があります。今後のためにも是非とも成功していただきたいですし、サポートできる人は是非してあげてほしいです。
スタッフの増田さんの水槽も合わせて紹介させてもらいます。
水槽:1500×750×600(H)
サンプ:1480×600×450(H)
照明:KR93SP-30S、ラディオンG4×3、バイタルウェーブ バイオレット×2 シアン×1 370×1、Kessil-A350w、ブルースポット×2
照明の設定時間は12時~24時にかけてゆっくりと点灯して徐々に消えていきます。
周辺機器:プロテインスキマー/バブルキング ダブルコーン250、クーラー/ゼンスイ ZRW-400、カルシウムリアクター/OCTO Calreact220、ポンプ/サンソー pmd1561B、水流/Jebao-WMP8000、Gyre-XF 250×2、ヒーター/500W×2、殺菌灯/QL-25
人工海水:ヴィーソルト(週13%の135L水換え)
添加剤:Marfied-アイオディオン
餌:冷凍ブライン冷凍ホワイトシュリンプ冷凍コペポーダを解凍して混ぜ、再冷凍した物を1日6ブロック
水質:水温24±0.5℃、塩分濃度1.025、KH8.0、リン酸塩0.02ppm、硝酸塩0.025ppm以下