米国のアクアリストの間で水槽を立ち上げるときに非常によく使われているのがドライロックです。これはライブロックの正反対の生物が全くついていない乾いた岩のことです。メリットとして、ライブロックより送料も単価も低くてすむ、余計なものを水槽に入れてしまう心配がない、ということがあげられるかとおもいます。もともと水槽のサイズが大きく、その分フィルターとなる岩も必要なので単価が低いにこしたことはありません。このドライロックは珊瑚礁などからではなくフロリダ沖の海底などから採取されて、環境の面からも評価できますが、今回紹介するのはドライロックからさらに一歩踏み込んだCeramEcoのセラミック製人口疑似岩です。
ユタ州はSalt Lake市にあるこのCeramEco社から「アーティストたち」が手作りした様々な形をしたセラミック製の疑似岩が発売されるようです。様々な形状があるとともにそれぞれサイズが選べるようになっており、ナノ水槽から大きめのリーフタンクまで対応することでしょう。
上の画像にあるように、複数の岩を組み合わせることによりアーチを形成してゆきます。サンゴの置き場所に困らないようなレイアウトが簡単に出来そうです。フジツボを疑似したものもあるので、枝型のコエダナガレハナサンゴなどの置き場所に重宝しそうです。
フラグプラグ用の穴があけてあり、景観を崩すことなくサンゴのフラグを置くことが出来るようになっています。
ボンサイ型の岩です。サンゴの干渉を防げそうですね。
アーチ型です。サイズも揃っています。
同州のアーチズ国立公園を彷彿させるようなこの岩、LSS研究所さんが輸入されることが決まっているようです。同社のブログにもエントリされています。気になる方は問い合わせられてはいかがでしょうか。[CeramEco]