日本でも大人気のRadion LED灯具ですが、その後継機種のRadion G4が発売間近だそうです。G3の発売開始から2年が経ち、ユーザーとしても待ちにまったという感じでしょうか。
初代Radionが発表された当初は、チャンネル数を増やしたり、LED素子の色を増やしたり、毎年何かしらのアップデートを繰り返して進化してきました。今回のG4での目玉の一つはクラスターレンズにあるようです。
写真を見ていただけると分かるように、半球状のレンズになっています。これをHemispherical Edge Illuminationと言い、略してHEIというそうです。
HEIの大きな特徴は、色の混ざりを均一にすることです。レンズのできによって個々に離れたLEDの光が分散してしまい、意図したスペクトラムにならないこともあります。このHEIによって、中央付近のPAR値が高く、外側に行くほどPAR値が下がるようなことが軽減されます。なので、全体に均一の光を届けることができると言うことです。
現在市場に出回っているLED灯具では、Current USA Orbit Marine Proが半球状のレンズを採用しているようです。
Ecotechは非常に既存ユーザーに優しい企業なので、G3ユーザーにもこのレンズが用意されているようです。このHEIレンズですが、23個の素子に対応しています。G3は21個の素子しか使用していないので、G4は素子か2個追加されるかもしれませんね。9月のMACNAで何かしらの発表がある可能性はありますね。
8/16追記:G3とG4は素子の配置が違うようでG3にはこのHEIレンズは使用できないようです。