Cirrhilabrus blatteus、英名パープルボーンド・フェアリーラス、は紅海のアカバ湾だけに生息する深場の魚です。中々写真も見る事ないですし、ましてや観賞魚としてみる機会など皆無でしょう。アカバ湾ですが、どの辺にあるかといいますと、紅海でも一番奥側にあり、イスラエルとヨルダンに面したところになります。
体側に真っ直ぐに通った紫のストライプが特徴で、尾鰭は黄色ぽい色になります。雄個体は、少し赤味がかかった頭部をもち、雌個体に比べると非常にカラフルな体色をもっています。
Eran Brokovich博士のご好意により、イスラエルのエイラートで実際に撮影した幾つかのCirrhilabrus blatteusの写真を提供していただきました。これらの写真は、水深65m近辺で撮影されたものだそうです。下の2つの写真は、雌個体だそうです。雄とは違うことがわかると思います。(左の写真:Eran Brokovich博士撮影, 右の写真:Thomas paulus氏撮影)
Cirrhilabrus blatteusが輸入されることは非常に難しいと言えます。非常に深場に生息することも1つの要因です。あと場所が場所だけに観賞魚の採取と言う点で難しいですよね。
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