水槽のアクアスケーピングによって、見た目の印象が大きく変わることは日本のアクアリストにとっては既知だと思います。日本では、ひな壇タイプのアクアスケーピングが主流だったと思いますが、それ以外にも色々なものが存在すると思います。因みに、海外ではひな壇タイプのアクアスケーピングはあまり見かけることがないので、日本で流行っているものとおもいます。
マリンアクアリスト誌などでも度々水槽内のレイアウトについて特集が組まれているように、日本のアクアリストにとってアクアスケーピングは非常に重要な要素だと思います。この1つの大きな理由は、大きな天然物のサンゴを主に入手しているからかもしれません。海外ではご存知のように、Fragというサンゴの欠片から育てることが多いです。簡単に言うと時間をかけて水景を完成さていくということだとおもいます。
今回は少しだけ海外のアクアスケーピングをみてみましょう。
上の写真は非常に有名なLeonardo Den Breejen氏のスギノキ林水槽です。真ん中にそびえ立つスギノキが非常に存在感があります。この水槽はキューブに近い水槽ですので、それもてつだって良い感じにスギノキ林が形成されています。この記事のトップにあるのはJohnny Ciotti氏のアップサイド・ダウン(上下逆さま)水槽です。ライブロックの根本が上部に比べると非常に小さくなっています。海外でもかなり珍しいアクアスケーピングだと思います。
上の写真はMariusz氏のsun coral reefです。お花畑みたいな陰日性サンゴ水槽になっています。日本でもよく激美の陰日性サンゴ水槽をみますが、この水槽もそれに引けをとらないぐらい美しいアクアスケーピングとサンゴだと思います。