2012年を振り返ってみると、海水水槽を趣味にする人たちにとって、非常に有意義な年だったのではないでしょうか。様々な魚、サンゴが発見されましたし、たくさんの新製品も登場しました。その中で今回はnano(小型)水槽用のLED照明にスポットを当てて、ベスト5を発表したいとおもいます。どれの製品も大手からの発売なので、比較的入手には困らないものばかりだと思います。
まずはAquaLighter からです。どのトレードショーでも目立っていましたがドイツでのInterZooでのお目見えでした。一見どこのブースにもあったプラステッィクの普通のLED照明のようですが、詳細を見てゆくと違いがわかります。一体型の筐体なので、後からアップグレードというわけにはいきませんが、非常に良く作り込まれています。海水用のモデルをサンゴ水槽で実験中ですが、サンゴたちは気に入っているようです。
Eheim Aquastyle LEDです。その小さな筐体と7ワットという消費量から想像もつかないほどこのエーハイムのAquastyle LEDは光を発生します。青と白の素子だけながらも非常に明るいので、コンパクトにまとまったサンゴ水槽をお持ちの方にはもってこいなのではないでしょうか。
Fluval Nano LEDです。これもしっかりとした一体型のLED照明です。特徴的なスイングアーム搭載で、メンテナンスの際などに重宝しそうです。
Sicce Minuです。言わずと知れたイタリアの製造業者です。ハイエンドのアクアリスト用だけではありません、20ワットのLEDは非常に小型の筐体ながらも十分な照度をもちます。
最後にGiesemann Teszla LEDです。他の4つの商品と比べると少し大柄ですが、市場からみるとまだまだ小さな筐体なので、nano水槽用にランクインです。水槽の形状にもよりますが、40~60ガロン(150~230L)の水槽に使用できるので、小さめの水槽により明るさを求められるサンゴなどを飼育する場合に非常に有効です。
この5つのLED照明製品を比べた場合やはりTeszlaに軍配が上がるでしょう。強力なCree素子とタイマー搭載、アクアコントローラーとの適応性。すべて兼ね備えています。